GZ-5改造 その2

http://d.hatena.ne.jp/moufu/20090426 の続きです。
写真大会になってます。w


本当は曲を作って動画にする予定だったのですが、ご要望があり、写真とコメントを追加します。

まぁりあ さん参考になりますか?

<< まず材料の紹介です >>


これは 102=10x10の2乗ということで1kΩの可変抵抗です。
5kΩ、10kΩでも良いかも知れません。1kΩは抵抗が小さく、一番絞っても音が消えません。
本当はAカーブが良かったのですが、時間が無くてとりあえずBカーブを買っています。
本体16Φ、軸が3Φだったかな。


切り替えスイッチ内蔵の3.5Φのミニジャックです。
ヘッドホン付きのラジカセなどではヘッドホンを差し込むとスピーカーの
音が切れるという仕様にすることができます。
差込口に近い方がグランドの端子です。
片面が透明になっているので、差し込んだときにどの端子がプラグに
触れて、どの端子が切れるかをよく観察してから配線してください。


線材です。私は家にあった適当なシールド付きの細いケーブルを使いました。
L,Rとグランドのシールドがある細めのケーブルを使うと取り回しが楽だと
思います。
私が使ったのはカナレのオーディオマルチケーブルの1本です。
買うと結構な値段するはずです。
http://shop.astroserve.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=2_3_14&products_id=1547&zenid=a7bd00818f2f2551c0e0a45815a1daa5
ああ。8chで \8,190/10m ですね。

<< さて加工開始! >>


ひたすらネジを外します


外したネジです


写真が小さくていまいちですが、キーボード側を中心に爪が4箇所かな。あります。


この写真は爪の位置がよく分かると思います。


開いた所です。1回しか開けていないので正直コツというところまでは分かりません。
私も多少本体に傷を付けながらも開けたという感じです。最悪爪が折れてもネジが
沢山あるので、止めるにはおそらく問題ないでしょう。勇気と勢いだけです。(^^)/


スピーカー近辺の元の様子です。私は基板を外さずに改造したので、このコードを切って間に
ごにょごにょと突っ込んでいます。


ボリュームの位置確認です。


ミニジャックの位置確認です。ケースを合わせたときにプラスチックの柱のようなものが
ぶつからないような位置を選びます。


ミニジャック近辺の配線です。音がモノラルなので、本来L/Rに使うはずの芯線はスピーカーからの
「行き」と「帰り」に使います。芯線を長めに剥いて、L--Rをまたがるように配線しました。
プラグを差し込んだときに、スピーカー行きの帰りの信号が切れるように配線します。
一応絶縁チューブを被せていますが、他に金属のものが周りに無いので、無くても大丈夫だと思います。


写真下の「白」の線をグランド側としています。スピーカーの端子にヘッドホン端子のグランドもつないでいます。
「赤」を信号側(HOT)としています。ボリュームを経由して一旦ヘッドホン側に行って戻ってきたものをスピーカーにつなぎます。


全体はこんな感じです。




ヘッドホン端子の穴、外側です。


こっちはボリューム側の穴です。ACアダプタの隣辺りです。


ここが一番面倒でした。ヘッドホン端子のネジ部分の長さが短くてそのままでは外からネジが閉められません。
綺麗に加工する人は外側の穴の周りを削るのですが、自信が無かったので、内側をルーターで削りました。
上の部分の壁と比べてもらうと、1mm-2mmぐらいでしょうか、削れているのが分かると思います。
ネジが締められる厚さまで削ります。


で、付けるとこんな感じです。


閉じる前に、動作を確認して、問題なければケースを閉めて完成です。



最後に回路図っぽいもの
できるだけ実態に合わせて見ました。

・一応ですが、ロット等により基盤の様子、内部構造が異なる場合があります。
・これも見てGZ-5を改造したら壊してしまった。家が火事になった等があっても私は一切責任を負いません。

でも本当にこのキーボード良いです。
GZ-5を愛する人が増えますように。



追伸:ボリューム部分の回路が違っていたかもしれないので、参考の回路図を上げておきます。