CASIO MT-11 circuit bending (カシオトーン MT-11の改造)

世の中ではcircuit bendingという名前がついているようなので、そんなタイトルにしてみました。
サーキットベンドにしては軟弱かもしれないけど。
昨年から取り組んでいますが、かなりおもしろい。

■材料
・CASIO MT-11(ジャンクfromヤフオク)
KORG monotron(中古fromヤフオク)
Arduino Uno(新品)
・武田さんのmonotron MINI I/F キット(http://beatnic.jp/monotron/midi-kit-j.html)
・シャープのラジカセから取ったスピーカー
・その他パーツ

■仕様
カシオトーンのキーボードを操作してMIDIoutが出る > 実装済
・武田さんのMIDI kitでmonotronを鳴らす > 実装済
・monotronは取り外しができて単独で使うことができるようにする > 実装済
・スピーカー等を強化 > 実装済み(秋月のアンプ基板とライン入力があり、monotronの出力をそこに入力)
・monotronにLFO/EG切り替えSW > 実装済み(http://masa921.sitemix.jp/monotronmod/lfoeg.htm を参考にさせていただきました。)
MIDIinはmonotronに繋がっており、MIDIoutはカシオトーン鍵盤からのMIDIメッセージと
なっています。ブリッジしてもつかるし、別々にも使える。アンプも別々に使える。
・キャタクター液晶 > 実装済
・ピッチベンドのレバー(monotron MINI I/Fにその機能はあるので、接続とArduinoのソフト追加)> 実装済

■今後の追加(スケジュールは決めない)
・DSのタッチパッド追加(スペース的に難しい可能性あり、アナログポートを4本も占有されそうなので、
検討中)



monotron は取り外しができます。


後ろはこんな感じ。チューニングスイッチ(440Hzと440Hzに相当するCVが出る)


コネクタ部分はこんな感じ。普通の34pコネクタです。


ピン数を節約するためのマルチプレクサ(セレクトピンが12あり、ポートを占拠してしまうので、
4ビットからセレクトピンに変換)


詰め込む前の様子
PS用アナログスティックから取り出したサムスティック。左右でピッチベンド。
上でモジュレーション。
モジュレーションレートは、セットアップから変更可能。


詰め込んで見ました。
サムスティックのボタン押下で、セットアップモード。

・プログラムチェンジ
モジュレーションレート
・ベロシティ
MIDI CH
・キーアサインモード(monotron、monotribe、general)
BPM
BPM resorution(タッチパッド使用時4分音符を何分割するか)
・Debug
・Load(セットアップデータのEEPROMへのLoad)
・Save(セットアップデータのEEPROMへのSave)
・Exit(セットアップモードOff)

メニュー処理は意外と面倒。

タッチパネルでテンポに合わせてMIDI OUTをしようと思ったら、タイマーが足りないことに気が付いた。。
割り込みで動かしていたキースキャンをメインに追い出した。
本当は発音、発音停止両方タイマーでやりたかったんだけど、足りないので、発音停止はメインループで。

ついでに、BPMにしたがって、初期画面でキャラクターが点滅するようにした。
メインループにキースキャンを置いている都合上、いわゆるWaitはつかえないので、
タイマー値の保存と差分を超えたときにアクションという方法を採用。



monotron側の写真


デジトラでゲート追加部分


LFO/EG切り替えSW部分

チップ抵抗の撤去、チップコンデンサーの半田付けは難易度が高かったです。
チップコンデンサーのサイズ 1mm x 1mm x 2mm !!!wwwww!!!!


基板裏からコネクタまでの配線。リボコン横は結構隙間があるので、ケーブルはそこを通した。


次の素材(MT-105)も仕入れたけど、そのままの音が良すぎて、別の改造になりそうな予感。
(MIDIでドラムを鳴らしたいなぁ) キーマトリクスとキースキャンをハックするための解析をしなければ。
世代的にSK-1と同じだといいな。

ロジアナほしい。。

キーマトリクス等については追って上げるかも。